こんにちは!
石田です!
この記事を読まれている方はFXや投資について興味のある方だと思います!
投資は難しそう、勉強する時間がない
という方はFXの自動売買ツール、所謂EAというものに興味がある方も多くいます。
しかしFXの仕組み上、自動売買ツールで勝ち続けることは100%不可能だと断言します。
FXの仕組みからその理由まで徹底解説します!
Contents
FXの仕組みについて
FXを行う上で仕組みについて理解する必要がありますね。
FX自動売買を理解する上で重要なポイントは注文の処理方法となります。
A-book、B-bookという聞きなれない単語かと思いますが、これがとても重要なのです。
A-bookとは
A-bookというのはトレーダーが注文したものをインターバンクへ流し、取引するというものになります。
A-bookの場合、証券会社はトレーダーの注文をインターバンクへ流す仲介をしているだけとなり、主な収入源はトレーダーの取引手数料となります。
A-book証券の場合はユーザーが勝とうが負けようが取引を継続してくれる限り取引手数料を得ることができるという仕組みです。
B-bookとは
B-bookというのはトレーダーが注文したものをインターバンクへ流さず、証券会社内で全て処理する注文方式です。
体裁的にはトレーダーが買い注文をすると証券会社内で売り注文をして、トレーダーが売り注文をすると証券会社で買い注文をするという所謂反対注文をかけることにより成立しているとされます。
なぜこのような含みをもった言い方をしたかというと、ほとんどのB-book証券では反対取引をしません。
入金したユーザーのほとんどは負けて資産を失います。
ですからトレーダーが入金した資金は証券会社内でプールしておき、トレーダー口座には実際には資金ははいっておらず数字だけを動かしているというパターンが多いです。
B-bookの主な収入源はトレーダーの損失分、取引手数料となります。
証券会社の99.9%はB-book
私自身過去に証券会社に勤めていましたが、その際に証券会社が一同に集まる会などがあります。
その際にお会いする証券会社でA-book証券の方と未だに出会ったことがありません。
私が知る限り完全にA-bookでやっている証券会社は2社のみです。
どことは言いませんがある大手の証券会社では巷ではA-bookと言われていますが偽装を行っており本当はB-bookというようにA-book証券を装ったB-bookの業者も大勢います。
何故かというと証券会社からするとB-bookの方が圧倒的に儲かるのでわざわざA-book証券を選択する理由がありません。
ちなみにいうとどこの証券会社もA-book、B-bookの切り替えは簡単にできます。
過去にA-bookと謳い資金を集めて負けたと言い詐欺を行ったB-book証券会社がありましたが、立ち合い検査の際にA-book証券に切り替えをしたことで訴えられなかったという事例もあります。
A-bookとB-bookの見分け方
A-book証券とB-book証券の見分け方はレバレッジである程度はわかります。
まずインターバンクから言われるのはレバレッジは200倍までということです。
インターバンクを通さないB-book証券はレバレッジ500倍、1000倍と高レバレッジを謳う傾向にあります。
インターバンクの担当者から聞いたのはユーザー数、取り扱い金額、証券会社内保留残高など様々な審査結果を経て最大で400倍まで特例を出すことがあるとは言っていました。
しかしながらA-bookを装う悪質なB-book証券会社はそのことを利用して最大レバレッジを200倍としている所もありますので、レバレッジだけでは判断はできません。
もう1つの見分け方として大きな注文をした際などにすぐに約定するのはB-bookの特徴ですね。
FX自動売買が成立しない理由
FXの仕組みを少し理解して頂いた上でなぜFXの自動売買が成立しないのかをお話しします。
勝ち続ければ出金させない
世の中のほとんどの証券会社がB-book証券で主な収入源はトレーダーの負けた分というお話を先ほどしました。
では本当にFX自動売買で勝ち続けられるツールがあるとするとどうでしょうか。
証券会社からすると毎月毎月数百万単位でそのトレーダーに対して支払いをする必要があります。
証券会社からして正直数百万払おうが痛くもかゆくもありませんが、これが毎月積みあがっていき数億円規模になってくると話が変わってきます。
証券会社としてはそのようなトレーダーの口座を凍結させて出金をさせないという方法をとります。
FXの仕組み上、FX自動売買で勝ち続けても口座が凍結され出金ができなくなると考えると勝ち続けることができるツールは存在しても使えないということがわかります。
もちろんA-book証券で利用するのであれば話は変わってきます。
しかし私の知るA-book証券の自動売買ツールは証券会社内で運用させているシステムで一般ユーザーに公募を行うことはありません。
一般ユーザーに回ってこない
次に稼ぎ続けることができるFX自動売買ツールの存在する可能性についてですが、ないと思ってください。
月に○○万円稼げますと謳って一般顧客を募集しているEAは全て詐欺です。
そのような優秀な自動売買ツールが本当にあるのであれば必ず証券会社で独占的に使うために買い取ります。
一般顧客をターゲットにして業者が得られる資金は数千万円から数億円程度でしょうが、証券会社で買い取るとなると数十億円から数約億円で買い取ります。
これでも尚、一般顧客に自動売買ツールを販売するという業者の意図はお金をだまし取る為としか考えられませんね。
ネット副業詐欺の構図
最近はネット副業の詐欺が流行しているようですね。
特にFX自動売買ツールを利用した詐欺が多く、社会問題になっていると聞きます。
詐欺の事例
ネットやSNSでEAの募集を行う業者で自動売買ツール購入費用として数十万円から数百万円の代金を取り自動売買ツールを利用させるという手口があります。
先にも言ったように100%詐欺と断言します。
そして伝説の凄腕トレーダー監修のツールというのも良く目にしますね。
凄腕のトレーダーは証券会社内ですぐに情報が回ります。
私が証券会社にいた時代に広まっていた方は3名いましたが、その方たちの名前はありませんでした。
所謂作られた人物でしょうね。
また凄腕トレーダーは様々な証券会社間でお抱えのトレーダーにしようと取り合いが起こります。
凄腕トレーダーはトレードとは別に毎年数億円から数十億円の報酬を得ています。
そんな方々が数千万や数億円の為に名前を汚すリスクを犯してまで詐欺に加担するのはありえないですね。
詐欺業者と悪質証券の関係
私が証券会社にいる時も度々耳にした話をここでします。
副業詐欺業者は証券会社と裏で繋がっており、ユーザーからお金を搾取する為に自動売買ツールをリリースしています。
詐欺業者がFX自動売買ツールを作り、それを販売します。
取引を行う為には証券会社を利用する必要があるので、証券会社へ入金をしますがこのお金は取引口座には入らず証券会社にプールされます。
ユーザーからみると取引口座に残高が入っているように見え、簡単にいうと数字だけが動いています。
当然このツールは負けるようになっているのでユーザーは架空の資金がどんどん目減りしていくわけですが、マイナスになっている状態で出金をしようとする方はほとんどいません。
これで結局運用資金が0になるという結果になります。
しかし証券会社から見ると実際に資金はユーザーの口座には入れていない為、運用するために入金された資金が丸々利益になるという仕組みです。
そして証券会社で利益になったものを詐欺業者と半分づつ分けるということが普通に行われています。
しかしこれを証明することは不可能なので、被害者がどんどん増えているという現状なのです。
詐欺業者と悪質な証券会社は裏で繋がっていますので、FX自動売買ツールには絶対に手を出さないようにしてください。
さいごに
FXで稼ぎたいと思っている方、、、
でも自分では勉強したくないという方、、、
FXで稼いでいるプロトレーダーのトレードと同じトレードができるとしたらどうですか?
これはコピートレードといって、あなたの口座とFXプロトレーダーの口座を連携させてあなたの代わりにプロトレーダーが取引をして稼いでくれるというものです。
投資ですので100%勝てるというものでもありませんが、あなたがすることは口座を作るだけです。
口座さえ作ってしまえばあとは空いている時間に取引の履歴、残高を確認するだけとなります。
参加費用は一切かかりません。
もちろん運用する資金についてはご自身で準備してください。
1万円から運用できますので、まずは試しに1万円からでも構いません。
ご相談や参加希望者はこちらからご連絡ください。

またFXの自動売買ツールというコピートレードと似たような謳い文句で募集しているものもありますが、FXの仕組み上自動売買ツールで勝ち続けられるものは100%ありえません。
自動売買ツールには注意してください。